鍼灸は身体を守る力を高めます

誰もが感染症などの病気にかからないことを願って生活していますが、生活習慣、思い悩み、お疲れ…生き方や考え方に無理があり、緊張状態が続くと「自身を守る力」つまり免疫力が低下して、風邪などをひきやすくなります。「風邪は万病ものと」、様々な病気の初期症状は風邪症状です。

様々な不安で、緊張した状態、お疲れの状態が続いていませんか？
様々な活動の自粛で、普段よりも身体を動かさない状態が続いていませんか？

勿論、感染に備えて慎重に行動することは大事です。なによりも、手洗い、うがいなどが一番大事で、かつ、手軽にできることです。そして、身体を冷やさず、よい栄養を程よく摂ること、十分な睡眠をとることが大事です。

予防として大事なことは、「病気に負けない身体」を作ることです。

鍼灸は、約2000年前に編纂された「黄帝内経」を基礎とし、現代にいたるまで発展し続け、WHOにおいても様々な分野で効果が認められている医学です。自然治癒力を高め、予防医学、未病医学の分野において注目されています。

どうぞ、皆様の、予防、自然治癒力を高めるために、鍼灸治療がお手伝いとなりますように。

鍼はNK細胞を活性化
　鍼刺激による、ナチュラルキラー細胞（NK細胞）の活性化が研究報告されています。NK細胞は、身体をパトロールし、ウイルスに感染した細胞を見つけては攻撃する「殺し屋」で、身体の防衛機構である自然免疫に重要な役割を担うと考えられています。

灸はマクロファージ活動の亢進
　また、灸刺激による、マクロファージ活動の亢進が研究報告されています。マクロファージは、体内に侵入した細菌などの異物を食べる能力に優れており、食べた細菌を消化・殺菌することで、感染を防いでいます。